小さな包み紙


包み紙に書かれた 縮こまった 小さな願い
それが約束だったかどうかは もう思い出せない

何度も聴いたはずの 音色がきらきら響く
押し寄せる現実に 今日だけは目を逸らして
空に向かって瞬く光だけを 数えていたい

小窓に積もる 磨硝子みたいな白い息
希望だなんて 必要な時に借りるもの
笑顔も 歌も 独りじゃないと 思うため

綻び笑う人と 灯りに眠る影法師
雪降る夜に 震える手を 少しだけ
足並み 揃わぬ 鼓動でも
温もりだけは ここにある

灯りが消えれば 朝が来る
遠い思い出は 戸棚に置いたままだけど
壊れかけては 直しているの 知ってるよ

ねえ これで最後になっても いいからさ
あの日の思い出 今日くらいは 話そうよ

包み紙に書かれた 縮こまった 小さな願い
君にあげても きっと願いは もう届かない

悲喜交交の詩 [2026.10.19]


 AIが解釈する〝小さな包み紙〟